1.目標(目指すべき姿)を可視化する。
先ずは抽象的でも構いませんので、
① 「私たちの病院は」どのようになりたいかを文字(言葉)にして共有します。
そのうえで、なりたい姿を実現するために、
② 「私の部署は」どうなりたいかを文字にして共有します。
③ 「私は」どうなりたいかを文字にして共有します。
2.現状(の課題や困り事を)を可視化する。
次に、具体的に
① 「なりたい私」を邪魔している課題や困り事を文字にして共有します。
② 「なりたい部署」を邪魔している課題や困り事を文字にして共有します。
③ 「なりたい病院」を邪魔している課題や困り事を文字にして共有します。
3. 目標と現状のギャップの要因を可視化する。
「なりたい○○」を邪魔している課題や困り事を分析していくと、
その要因として、一般的に、以下の指標が考えられます。
① 時間(作業時間や回数など)
② 情報(管理方法や展開方法など)
③ 費用(機器や材料、利用料、人権費用など)
④ 人材(員数やスキルなど)
⑤ コミュニケーション(組織管理体制や風土、人間関係など)
現状の課題や困り事を上記の指標に分類したうえで、可能な限り
それぞれを数値化し、解決策(医療DXツール)を検討します。
※)検討・選定プロセスについては、別途記載中。
4. 医療DXツールの運用の前後のギャップの変化をを可視化する。
① 医療DXツールを導入稼働させて後(3~6か月程度)に、上記2を再調査します。
② 調査結果を上記3の指標で達成率(ギャップの解消度合)を評価します。
③ 定期的に運用の改善を行う。(1~4を繰り返す。)
一般的に、医療DXツールの導入効果については、上記1~4までで完了する事が
多いと思われますが、最も大事なのは、これらの工程を定期的に繰り返すことです。
診療報酬の改定や、大きな社会変化(マイナ保険証や電子処方箋など)、更には
患者さんの受診行動の変化など、その都度適応していかなければなりません。
地域の患者さんに選ばれ、地域の他の医療機関にも選ばれ、健全に継続して
いく医療機関として、医療DXツールを上手に利用していってください。
患者さんが笑顔で受診できる医療機関になるためのお手伝いができれば幸いです。
ご質問や、詳しい話がお聞きになりたい場合は、お気軽にお問合せください。