前回のブログでは、部門内での全体最適(何か矛盾した表現ではありますが)も
立ち位置が少し変わるだけで全体最適に対する考え方や適用が変わります。
病院内にあるそれぞれの部署の全体最適についても、事務長や病院長の立場で
俯瞰して検証すると、部門としての最適であって、病院全体としては最適に機能して
いるとは言い難い状況もあり得ますね。(多くの事例がそのようです。)
では、全体最適を設計・検討できる人材がいると仮定して、その全体最適の枠の中に
それぞれの部門最適を無理やりはめ込んで、「病院全体が効率的に運用されるようになった。」と
言えるでしょうか。
部門スタッフのQOLを低下させるようでは、病院としての全体最適とは言えないのではないでしょうか。
それぞれの部門の「全体最適(病院全体から見たら部門最適)」を無理なく組み立てていった
集合体が、病院としての全体最適になることが理想だと思います。
私のような立場の人間は、これができるように病院経営陣とスタッフの皆さんと力を合わせて
構築していく事だと考えています。
更には、患者(地域社会)の立場として病院を見た場合の全体最適とは何になるのでろうかと
いう点に関しては、次回のブログで考えたいと思います。
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