=課題や困り事の要因って、何?=
当院に必要な医療DXツール(システ)を検討するにあたって、
前回のブログ「医療DXツール(システム)導入効果の測定(その3)」でも
お話ししましたが、調査した課題や困り事が非常に有効になります。
その課題や困り事の原因と思われる要素はいくつかに分類できます。
例えば、「1.情報共有ができていない」 「2.情報が一元管理されていない」
「3.部門内のコミュニケーションが不充分」 「4.部門間のコミュニケーションが不充分」
「5.運用、導線が効率的でない」などに分類できます。
全ての部署の課題や困り事を分類していくと、(経験的に)上記1と2が最も多くなりますが、
これは電子カルテが未導入の病院の場合で、既に電子カルテを運用されている病院の場合は
4と5が多くなる傾向があります。
特に上記分類の1と2を解決する最も有効な医療DXツールは電子カルテであることは
明白ですね。
ここで、課題や困り事の発生頻度と作業時間を測定しておくと、非常に判り易い(定量的な)
効果測定ができます。
電子カルテ以外でも、モバイル(Web)予約・問診、自動精算機なども、医療DXツールと
しては非常に有効ですね。
さて次回は、専門のシステム要員のいない病院での、投資効果の高い電子カルテの選定プロセスに
ついて、具体的に進めていこうと思います。